はしがき

この本は,クラブ活動等で専門的に技術を学はうとしている人達のためだけに書かれたものではありません。ハンドボールは初心者でもゲームの楽し さを味わうことができ,短時間で運動量が十分なので,学校体育授業やレク リエーション,エネルギー発散のための種目として適しています。ヨーロッ パでは大変盛んで,幼少から年配に至るまでハンドボールを楽しんでいます。 日本でももっと多くの人達がやるスポーツとしてのハンドボールに親しんで ほしいと思います。この本が,そのような方々にも少しでもお役に立てば, 筆者としてこれはどうれしいことはありません。  

若輩の私達に執筆機会を与えて下さった大石三四郎先生,浅田隆夫先生に 感謝いたします。清水宣雄氏には「審判の心得」の項を御執筆いただき、ま た,筑波大学のハンドボール専攻の学生諸君には,卒業論文の資料を引用さ せていただいたり、写真撮影に協力していただきました。お礼申しあげます。

昭和58年1月

大 西 武 三
水 上   一
河 村 レイ子

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